筋肉量を増やす際の考え方
今回は筋肉量を増やす際に必ず把握しておかなければならない考え方をご紹介しておきます。
その前に筋力と筋肉量の違いについて明確にしておきましょう。
筋肉量を増やすということは単純に体を大きくするということです。
引き締まった体を手に入れたいという場合、体は小さくなっているように思えます。
脂肪は小さくなっていますが、脂肪以外の体(筋肉)は大きくなっていますよね。
つまり、ダイエットにより体重を減らしながら(体を小さくする方向)、筋肉量を増やす(体を大きくする方向)というのは難しいということです。
「できない」ではなく「難しい」という表現にしたのは、不可能ではないからです。
全くの運動初心者で、筋肉が衰えてしまっている状態からであれば、体重を減らしながら筋肉を増やす(本来あるべき筋肉量に戻すという言い方が正しいかも)ことは可能です。
ですが、ほとんどの場合ダイエットにより体重・脂肪を落としている場合は筋肉も同時に落ちていると考えましょう。
その筋肉の減少をできるだけ抑えてくれるのが筋トレです。
筋トレを行わずに食事だけで痩せる場合にリバウンドを起こしやすいのは、筋肉の減少も著しく起こってしまっているためです。
つまり何が言いたいかというと、筋肉量を効率よく増やすためには体を大きくする方向へ向ける食事により、摂取カロリーが消費カロリーを上回るように食べなければいけないということです。
摂取カロリーと消費カロリーのバランスについてはこちらの記事をご覧ください。
よって、筋肉量を増やしながらも体脂肪率は落としたい!という方のボディメイクは、増量期と減量期に分ける方法が最も効果的ということになります。
ボディビルダーなどのコンテスト選手が行っている方法です。
「自分はそこまで本気じゃないから…!」
となりがちですが、効率よく体を作ることができる方法ですので、万人が行うべき方法です。
(もちろん減量期はささみだけ!みたいな極端なやり方はオススメしません。)
要は、増量期(体を大きくする方向)はいかに筋肉量を増やし、脂肪をつけすぎないかに注力し、
減量期(体を小さくする方向)はいかに脂肪を減らし、筋肉量を減らさないかという点に注力します。
そうやって長期的な目線による期分けを行いながらボディメイクを行うことで、遠回りのようで最も近道で理想の体を手に入れることができます。
それぞれについては今後記事を増やして行きますのでお待ちください。