なぜ脂肪がすぐ付いてしまうのか?
脂肪は増えて欲しくないのにどうして少し多めに食べただけで脂肪が増えてしまうんだろう?
どうせ増えるなら筋肉が増えてくれればいいのに…
そんなことを考えたことがあるのは私だけではないはずです。
なぜ食べすぎると脂肪として蓄積されてしまうのか?
その理由をヒトが生きてきた歴史から考えてみましょう。
※筋肉がつきにくい理由と考え方は同じです。合わせて読むとより理解が深まるでしょう。
ヒトは約200万年という長い狩猟時代を生き抜いてきました。
農耕によりある程度の食料を安定して食べられるようになったのは約1万年前であり、食べ物に困らず、逆に誰でも食べすぎることができるようになったのは数十年前からです。
つまり、まだまだ身体のシステムは狩猟時代のままであるということです。
狩りによって食料を得ていたということは、食べられる時もあれば食べられない時もあったということです。
よって食べられた時は、その後しばらく食べることができない可能性を視野に入れる必要があったのです。
その為、その場で使わない分のエネルギーを脂肪として蓄えていたのです。
脂肪は1gで9kcalのエネルギーを持っており、糖質とタンパク質の4kcalより倍以上効率よく体内にエネルギーを蓄えることができます。
それにより、飢餓状態に備えて脂肪を蓄えるシステムが出来上がったのです。
現在の飽食の時代でもそのシステムが変わらず残っています。
余剰カロリーは、その後来るかもしれない飢餓に備えて蓄えられているのです。
しかし現在飢餓状態になることはほとんどありません。
定期的に食事を摂りどんどん脂肪が蓄積されてしまうのです。
脂肪はいざと言う時のためのエネルギー源であり、普通に生活していく中では極力使用されないようになっています。
だからこそ20〜30分以上運動しないと脂肪は燃焼しないと言われているのですね。
脂肪燃焼についてはこちらの記事をご覧ください。
結論何が言いたいかと言うと、当たり前のことではありますが、
「食べ過ぎたら太るし、痩せるためには食事制限は必須である」
と言うことです。
カロリーを減らせば体重は落ちます。
ただし何も考えずに量だけ減らしてしまうと不健康な痩せ方をしてしまい、体の不調が起きやすくなったり、リバウンドを起こしやすい体になってしまいます。
正しい食事制限の仕方などについては他の記事を読んで参考にしていきましょう!