ビタミンB12
ビタミンB12は、穀類や豆類、野菜、果物などにはほとんど含まれていない為、動物性の食品の摂取が少ない方は注意が必要です。
その他、胃酸の分泌量が少ない方もB12の吸収段階へ進むことができません。
特に50歳以上の方は分泌量が低下してくる為、食事からの摂取ではうまく消化しきれずにB12が欠乏してしまう可能性があります。
サプリメントでの摂取が良いでしょう。
悪性貧血の方は内因子を作れずB12の吸収が行われない為、病院にて対処が必須です。
生理作用としては主に
- 神経の修復
- 巨赤芽球の合成抑制
- DNAの生成
が挙げられます。
神経の維持・修復
ビタミンB12が欠乏すると、
- 集中力や記憶力の低下
- 手足の痺れ
- 眼精疲労
- 精神障害
が起こります。
神経の健康を保つ働きがある為、とても重要です。
巨赤芽球の合成抑制
巨赤芽球とは、通常の赤血球に成れずに、異常に大きくなった未熟なものです。
一つ一つの大きさが大きい為、血中の赤血球の数が減少してしまうだけではなく、不安定で壊れやすい為、貧血の症状が出ます。
B12と葉酸の欠乏によるものですが、B12の欠乏による発症が原因の約97%を占めると言われています。
DNAの生成
人体の構成に不可欠なDNAの生成にも補酵素として関わっています。
摂取源
貝類やあん肝、レバーなどがオススメです。
しじみやあさりはとても含有量が多く、オススメです。
その他、発酵食品にも含まれています。