ビタミンA
脂溶性ビタミンの1つであり、主に動物性食品に含まれています。
しかし、全てを動物性食品から取る必要はありません。
緑黄色野菜に多く含まれることで有名なβカロテンは、体内でビタミンAに変わる物質であるため、適正カロリーで、バランスの良い食事とっていればあまり心配することはありません。
しかし、欠乏症を起こしやすい栄養素として有名で、微量栄養素の三大欠乏症として、鉄・ヨウ素と並び、世界的に問題となっています。
ダイエット中で食事量が減っている方は特に欠乏症に注意する必要があります。
ビタミンAは小腸から吸収されて、肝臓に蓄積されます。
生理作用
生理作用は大きなもので3つです。
- 皮膚や粘膜の形成
- 視覚の正常化
- 成長及び分化
があります。
皮膚や粘膜の形成
ビタミンAが欠乏すると乾燥肌になりやすくなります。
視覚の正常化
ビタミンAの中でもレチナールが視覚の正常化に作用します。光受容体タンパク質のオプシンと結合して、目の網膜に存在するロドプシンを形成します。
ロドプシン・・・視細胞である桿体細胞。(薄暗い時に明暗を識別する)
欠乏症として夜盲症(通称鳥目)が挙げられます。(暗い場所で著しく視力が低下する。)
成長及び分化
ビタミンAの欠乏症に胎児の奇形があります。
さらに過剰症にも胎児の奇形があるため、注意が必要です。
サプリメントによる高濃度摂取では無く、食品からの摂取で対応しましょう。
摂取源
摂取源としてオススメな食品はうなぎやホタルイカです。
そして緑黄色野菜や果物も、カロテノイド(植物の色素成分。βカロテンなど)を含んでいる為とてもオススメです。
例えばしそやモロヘイヤ、にんじん、柑橘系がオススメです。