トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は絶対悪ですので、完全かとを目指して良い成分です。
主に含まれる食品としては
- ショートニング
- マーガリン、ファットスプレッド
- クリーム類
- スナック菓子
- 菓子パン
などが挙げられます。
諸外国では次々と禁止したり、強い規制をかけている成分ですが、日本では強い規制を行っていません。
理由は、諸外国に比べ元々の摂取量が少ない為、健康への被害は大きくないという考えだそうです。
しかしだからと言って絶対的に身体に悪いものを規制しない理由にはならないはずです。
身体に悪いものは少なければ少ないほうが良いですから。
トランス脂肪酸の悪影響の主なものは5つあります。
- 心臓病
- 脂質代謝異常症
- 糖尿病
- 悪性新生物
- 脳への影響
心臓病
日常的にトランス脂肪酸を過剰に摂取することは、少ない場合と比較して心臓病のリスクが高まることが示されています。
トランス脂肪酸の使用を減らすことで年に7,000人の死者と2万件の心臓発作を回避できると言われています。
脂質代謝異常症
LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増やし、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減らす働きを持っています。
本来は悪玉コレステロールは減らしたいし、善玉コレステロールは増やすことで健康に近づくのですが、その逆の働きをしてしまうということです。
糖尿病
脂肪膜の構造の不安定化によりインスリンの感受性を低下させます。
インスリンは血糖値を下げる働きを持つホルモンです。
インスリンの感受性が下がるというのは、いくらインスリンが分泌されてもその働きが起きにくくなるということです。
すると血糖値は高いままになり、糖尿病となります。
悪性新生物
ガンとの関係性も知られています。
ガンの原因の一つ、活性酸素を大量に作り出す為、ガンのリスクが上がります。
この活性酸素は疲労とも強い働きがある為、疲れやすくなったり、疲労感が抜けにくくなったりします。
脳への影響
ADHDやうつとも関係があると言われています。
情緒不安定になり、イライラしやすくなったり、集中力が続かない原因の一つでもあります。
これだけ悪い影響を知られています。
そしてこのトランス脂肪酸を含む食品ほとんどに共通して言えることは、その他含まれている栄養素も悪いものが多いということ。
小麦や飽和脂肪酸、砂糖など悪いものと一緒ですのでさらによくないですね。
しっかりと理解して食品選びをしていきましょう!