加工肉
保存が効き、便利である為食卓に出ることが多い加工肉ですが、健康面の観点から見ると、あまりふさわしいものではありません。
加工肉で最もあげられる健康被害はその発がん性です。
世界で最もがんについての研究が進められているIARC(国際がん研究機関)は加工肉を「Group1、発がん性があると認められる」に入れており、アルコールやタバコと同じ位置づけにしています。
ではなぜこれが日本では浸透していないのでしょうか?
それは加工肉業界からの強い反発があった為です。
日本ではそもそも加工肉の摂取量がドイツなどと比べて少ない為、大腸癌を発症する可能性はほとんどないか、あっても極めて小さいとしています。
そんなことよりも、ガンの大きな原因である、喫煙や飲酒のほうが直したほうが良いだろう!加工肉ばかりをいうな!
という意見を強く推した為です。
少量なら何も気にしなくて良いだろうという考え方は、食器洗剤の洗い残しを毎日食べても別に良いだろうと言っているのと同じで、気持ちいいものとは思えません。
何よりも私たち消費者がそのリスクについて何も知らずに食べてしまっているという事実がよくないです。
リスクについてしっかり理解した上で、たまに食べる程度に押さえたほうが良いと思えませんか?
発がん性に関しては諸説あるとしても、それ以外にも加工肉を食べるべきではない理由はあります。
それは食品添加物のリン酸塩の使用によるリンの過剰です。
リンはエネルギーの生成や骨の主要構成要素であったりと、体にとって必要な栄養素です。
しかし、現代人はリン過剰症に陥りやすいです。
リンは通常の食品の他に保存料に使用されます。
コンビニ食や加工肉、レトルト食品などを多くたべ、さらには肉食よりの方はリン過剰症となります。
するとミネラルの吸収の阻害をしてしまいます。
特にカルシウムの吸収を阻害してしまう為、骨がもろく、骨粗しょう症となってしまいます。
現代人は特にリンが過剰になりやすい為、加工肉は日常的に食べるべきではありません。
加工肉はとても便利かつ保存が効く為、日常的に使用したい食品ですが、不健康になってしまう食品ですので、摂取量はコントロールするようにしましょう!