PFCバランス(炭水化物・たんぱく質・脂質の適正比率)

PFCバランス(炭水化物・たんぱく質・脂質の適正比率)

 

食事を考える上で最も基本となるのがPFCバランスです。

PFCバランスは

  • Protein(たんぱく質)
  • Fat(脂質・脂肪)
  • Carbohydrate(炭水化物)

の3つ(エネルギー産生素)を1日の中でどのくらいの割合で摂取するのが適切かを示したものです。

 

厚生労働省の発表した比率であり、エネルギーとなるカロリーをどんな食べ物からどのくらいとれば良いのかを示してくれます。

現在理想としている%は、こちらです。

炭水化物が約60%と最も比率が高く、「糖質制限」が健康的な生活を送るための食事といかに離れているかを示してくれます。

 

続いてが脂質の約25%です。
注意する点は、この比率はエネルギー量の比率を示しているため、脂質が1gで9kcalであり、糖質とたんぱく質よりも少ない量で多くのカロリーが取れてしまうことです。 
さらに脂質の種類にも注意が必要です。

 

そして最も比率が低いのがたんぱく質で約15%です。
たんぱく質は体を作るために必要な栄養素ですが、身体に負担をかけるものであり、さらに糖質をしっかり摂取していればたんぱく質は多くの量を必要としません。

筋肉をつけていくには少し多いたんぱく質摂取量を目指すべきではありますが、過剰摂取はいけないということと、代謝を助けてくれるビタミン類などを積極的に摂取することが必要です。

 

上ではざっくりとしたバランスを載せましたので、さらに細かい表を載せておきます。

まず前提として、適正なカロリー量を摂取した上で、このPFCバランスに近づけていくことが大切になります。
そしてあくまで目安の為、何かしらの疾病を持っている方などは、その疾病の特徴を加味して、バランスを崩すことも大切です。

 

この表を見て注意する点は、年齢が上がるにつれてたんぱく質摂取量の下限値が上がっていくことです。

老化により、消化器の働きの弱化が起こってくるため、たんぱく質の吸収量が下がってしまいます。よってあまり少ない摂取量ではいけないということです。

 

しかし、上限値は上がっていないことにも注意です。やはり過剰摂取は内臓への負担が大きいため、挙げるべきではないという見解なのでしょう。

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