ホモシステイン

ホモシステイン

 

ホモシステインとは、必須アミノ酸の一種であるメチオニンを代謝する際に産生される中間代謝物です。
一度産生されたホモシステインは代謝され再度メチオニンやシステインに代謝されます。

 

近年ホモシステインはかなり注目を浴びているのですが、その理由は「動脈硬化との関連性」です。

体内のホモシステイン濃度が高いと動脈硬化を起こす可能性が高まるということです。

 

よって、動脈硬化を防ぐ方法として考えられる方法は2つです。

  • メチオニンの摂取量を減らし、ホモシステインの産生量を減らす
  • 産生されたホモシステインを代謝する栄養素を多く摂取する

 

しかし前者はオススメできません。

なぜならメチオニンはタンパク質を摂取すると必ず摂れるので、

ホモシステインの産生量を減らす=タンパク質の摂取量を減らす
ということになってしまいます。

 

タンパク質は体を作る上でとても大切な栄養素です。
過剰摂取は良くないですが、適度に摂取することは必須です。

 

よって後者の

「産生されたホモシステインを代謝する栄養素を多く摂取する」
で対応していきましょう。

必要な栄養素は3つです。

  • 葉酸
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12

 

 

葉酸

葉酸は造血作用をはじめ、抗ガン作用も認められているビタミンの一種です。
ホモシステインの代謝において最も重要な役割を担っているため、積極的摂取がオススメです。

オススメの食品は

  • 枝豆
  • モロヘイヤ
  • キャベツ
  • うに
  • いくら
  • しらす

などです。

 

 

ビタミンB6

葉酸との組み合わせにより、動脈硬化に対する効果を発揮する栄養素です。
その他、タンパク質の代謝や神経伝達物質の合成、PMSの軽減などに働くため、ダイエットやボディメイク中に積極的に摂取したい栄養素の一つです。

オススメの食品は

  • ニンニク
  • マグロ
  • カツオ
  • 鶏肉

などです。

 

 

ビタミンB12

葉酸との組み合わせにより、動脈硬化に対する効果を発揮する栄養素です。
神経系において多くの効果を発揮する栄養素です。

穀類、芋類、豆類、野菜、果物にはほとんど含まれていないため、肉や魚をしっかり食べることが大切です。

オススメの食品は

  • しじみ
  • すじこ
  • あさり
  • 煮干し

などです。

以上の食品を普段から摂取することで、動脈硬化のリスクを軽減させましょう!

 

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