ファスティング中のトラブルと対処法
ファスティング中は強いデトックス作用が起きる為、身体の内外に様々な変化が現れます。
ファスティング中に起こるトラブルをしっかりと把握し、その対処法も準備しておくことで、より安全に、そして安心して行うことができるでしょう。
そして最も大切なことは、ファスティングを重く受け止めすぎないことです。
ファスティングはお金がかなり掛かったり、スケジュールの調節なども必要だったりする為、結構な覚悟で始める方が多いでしょう。
その為、強い症状が出た場合にも無理をしすぎてしまったりしやすいですが、無理は禁物です。
きついと思ったらファスティングを中断する勇気も大切です。
症状が強く出てしまう原因は、準備期がうまくできていなかったり、普段の食事は悪すぎる場合が多いです。
次に行う際にもう少し丁寧に行なっていきましょう。
以下がファスティング中に起こり得るトラブルです。
下痢
開始4日程度経つと起こる宿便の排出の際に、下痢や腹痛の症状が起こることがあります。
そのような症状が起きた際、薬を飲むことは危険です。
外出や仕事などのスケジュールを考慮しておいたり、あまりにも症状がひどい場合は中断するようにしましょう。
冷え
ファスティング中は食事量が極端に減る為、DIT(食事誘発性熱産生)が減ります。
よって体温が低下し、冷えを感じるようになります。
冬場の防寒はもちろんのこと、夏場も屋内の冷房に当たることが多々ある為、羽織るものを持参したりなどしましょう。
白湯もオススメです。
空腹
空腹感が激しい場合はドリンクの量や摂取回数を増やします。
それでも改善しない場合は薄いスープなどを飲むことで凌ぎましょう。
頭痛
塩分量の急激な低下により、血管が拡張し、頭痛が発生することがあります。
普段の食事の塩分量が高かったり、準備期を短くして行なった場合に起きやすくなります。
ドリンクの量や摂取回数を増やしたり、少量の塩分を摂取したりすることで症状の緩和を図ります。
それでも耐えられない場合にも薬を飲むことは絶対にせず、ファスティングを中断しましょう。
悪心、めまい
主な原因は血液内のケトン体濃度の上昇によるケトーシスの状態になることです。
よって症状の緩和には軽度の有酸素運動が効果的です。
他にもドリンクの量や摂取回数を増やすことで症状の緩和を図ります。
それでも症状が緩和されなかったり、あまりにもひどい場合はファスティングを中断しましょう。
肌荒れ
ファスティングの効果の一つとして、腸内環境の改善による肌環境の向上が挙げられます。
しかし、ファスティング中に関してはデトックス効果による毒素の排出により、肌荒れやアレルギー症状が強く出る場合があります。
デトックスが進み改善されていくと治まっていくことが多いですが、あまりにも症状がひどい場合はファスティングを中断しましょう。