エラスチン

エラスチン

 

エラスチンはゴムのような弾力性に富んだ弾性繊維の主要な構成成分です。

体たんぱく質で最も多いのはコラーゲンですが、それに次いで多いのがエラスチンです。

 

加齢や紫外線・ストレス・喫煙などによる活性酸素の産生により減少します。
エラスチンの減少はシワの原因です。

項靭帯(首の後ろの靭帯)で78〜80%、動脈で約50%、肺で約20%、真皮で約2〜5%を占めています。

体内のエラスチン量は25歳頃をピークに減少し始め、40歳代を過ぎると減少スピードが早まると言われています。

 

作用

  • 肌のハリ
  • 血管の弾力性、老化改善作用
  • 靭帯細胞活性化作用

 

肌のハリ

真皮の部分でコラーゲン繊維を束ねて、弾力やハリを持たせる重要な働きをしています。
コラーゲンは真皮の成分の約70%を占めていますが、エラスチンは約2〜5%しか存在していません。

しかしその重要性は高く、エラスチンの減少はシワにつながります。

 

血管の弾力性、老化改善作用

動脈の約50%はエラスチンでできています。

心臓からの血圧を受け止める血管に弾力性を与えているのがエラスチンの為、エラスチンの減少により弾力性が低下し、動脈硬化などに繋がり、心筋梗塞や脳血栓などの重大な病気のリスクが上がります。

 

靭帯細胞活性化作用

グルコサミンと同時摂取により膝痛軽減作用が言われています。

エラスチンの減少で靭帯の伸縮性が失われ、靭帯損傷などの怪我が起きやすくなります。

 

 

含有食品

カツオ、タラ、ハマチ、軟骨、牛すじに豊富に含まれます。

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