食事誘発性熱産生
食事誘発性熱産生(Dietary Induced Thermogenesis:DIT)とは、
食事後、消化活動により内臓の働きが活発になることで消費するエネルギーのことです。
特異動的作用とも言います。
食事をしていると汗をかくのはこのDITの影響によります。
食事をした後は安静にしていても代謝量が増えることで、消費カロリーは増え、身体が暖かくなります。
DITは栄養素によって違います。
タンパク質が飛び抜けて高い為、タンパク質をたくさん食べればいいんだ!と思いがちですが、そうとは限りません。
DITが高い=消化吸収に負担がかかるということです。
過剰摂取は胃腸に負担をかける為好ましくありません。
季節によっても意識してあげることが大切です。
寒くて身体を温めたいときにはたんぱく質をしっかり食べることで身体を温めることができます。
逆に夏の暑い日にたんぱく質をたくさん摂取すると、体温の上昇や水分量の低下を引き起こすため、コントロールが大切です。
DITをあげるためには二つの方法があります。
- 筋肉量を増やす
- よく噛んで食べる
筋肉量を増やす
筋肉質の男性は食後たくさんの汗をかいているイメージがあると思います。
それにはDITが関わっています。
つまり、筋トレによって筋肉量を増やすことでDITを増やし、消費量を増やすことができるということです。
よく噛んで食べる
よく噛まずに飲み込んだり、流動食だけを撮ったりするとDITはあまり上がらないと言われています。
よく噛んで食べることで
- DITが上がりダイエット効果がある
- 満腹中枢が刺激され、暴飲暴食を防ぐ
- 咀嚼筋の使用により脳が活性化され活動的になる
などのメリットが多くあります。
よく噛んで食べるというシンプルかつ簡単な方法で、しっかり食べて痩せていきましょう!