システイン
システインは非必須アミノ酸の一種で、体内でメチオニンから合成されます。
基本は体内で合成されますが、加齢と共にその量は減っていく為、システイン(L-システイン)の形で大豆や鰹節などなどから摂取することも必要です。
生理作用
- 綺麗な肌を保つ
- アルコールの代謝を助ける
綺麗な肌を保つ
ビタミンCと協力し、シミや雀斑の原因となる黒色メラニンの過剰な生成を抑制したり、既に沈着してしまった黒色メラニンを無色化します。
さらにターンオーバーのサイクルを正常化させることにより、黒色メラニンの排出や肌荒れの改善に効果的です。
アルコールの代謝を助ける
体内でアルコールを代謝する酵素のアルコール脱水素酵素と、それにより生成されるアセトアルデヒドを代謝するためのアセトアルデヒド脱水素酵素を活性化する作用があります。
これにより二日酔いの改善などアルコールによる悪影響に効果的と言えます。
摂取源
システインの形での摂取は大豆や鰹節などがオススメです。
体内でのシステイン生成量を増やすためには
メチオニン・・・赤身魚、鶏肉、大豆類
ビタミンB6・・・ニンニク・赤身魚・大豆・緑黄色野菜など
を摂取することが必要です。
注意点
光刺激による老化を抑制する為アンチエイジングに重要だと認識されたのですが、L-システインの薬による大量投与によりβ細胞からのインスリンの分泌が抑制されることが報告されています。
通常の用量を摂取する分には全く問題はないですが、大量に内服してしまうことは糖尿病患者や予備軍にとっては危険です。