コラーゲンの効果
コラーゲンは人体にあるタンパク質の中で最も多く存在する為、摂取することでの効果は多くのものがあります。
コラーゲンの概要やオススメ摂取量について知った上で本記事をご覧ください。
- 弾力性
- 美肌効果
- 髪への効果
- 爪への効果
- 骨の代謝
- 関節の構造
- 筋肉量の維持
- 血管の若返り効果
- 情報の伝達
弾力性
特に筋肉と骨をつなぐ部分である腱は、筋肉で発生した張力を骨に伝え、運動を行う為にコラーゲンの弾力性が役に立っています。
骨や軟骨にも含まれており、衝撃を受けた際に骨折しないように弾力性をもたらしています。
美肌効果
皮膚の真皮中の約70％がコラーゲンです。皮膚に弾力性や強度をもたらしている為、同じく真皮に含まれるエラスチンと合わせて摂ることで美肌効果がアップします。
コラーゲンペプチドを1日5g、4週間以上摂り続けると、肌の水分量の増加と肌の弾力やキメが向上したという研究結果も出ています。
コラーゲン自体にも美肌効果があるのですが、コラーゲンぺプチド（分子量の小さいコラーゲン）を摂取することで体内でのヒアルロン酸の合成が促される可能性が上がってきています。
ヒアルロン酸も潤いを与える大事な成分ですので、コラーゲンによるより高い効果が期待されています。
髪への効果
最近の研究で、コラーゲンペプチドを1日5g、8週間継続して摂取することで神の太さが増すことがわかりました。
詳しいメカニズムはまだわかっていませんが、恐らく、毛髪を作る元となる毛母細胞や髪を成長させる毛乳頭細胞にコラーゲンが働きかけることで代謝を促しているんだと考えられています。
髪のまとまり、ツヤ、なめらかさ、しっとり感、指通りが改善するという結果が出ています。
爪への効果
髪と同じく、爪を作る元となる爪母細胞にコラーゲンが働きかけることで代謝が促進され、状態が良くなるのではないかと言われています。
1950年にコラーゲンペプチドの原料であるゼラチンの摂取で脆い爪を改善したという報告も上がっています。
骨の代謝
骨の約70％はカルシウムやリンなどの無機質が占めていますが、その他20％はコラーゲンが占めています。
鉄筋コンクリートの建物に例えると、
コンクリートの役割をカルシウムやリンが担い、
それを支える鉄筋の役割をコラーゲンが担っていると言えます。
骨に弾力性を与え、骨折のしにくい骨のしなやかさを作り出しています。
骨粗鬆症の原因は骨密度の低下が挙げられますが、最近では骨質の低下も大きく関わっていることがわかっています。
骨質については今後記事を作成します。
骨質の改善にコラーゲンは強く関係しています。
骨粗鬆症の予防にはコラーゲンが必要なのです。
関節の構造
関節痛は軟骨のクッション作用の低下により生じます。
老化によって軟骨がすり減り、土台となる骨も変形してしまうことで、変形性関節症などの関節痛につながってしまいます。
コラーゲンは関節軟骨の変性を遅らせ、関節軟骨の老化を予防することができることが実験によって証明されています。
変形性膝関節症の罹患者がコラーゲンペプチドを1日10g、91日間摂り続けた結果、膝関節の総合評価指標と痛みの軽減指標が改善したという研究もあります。
画像により膝関節の改善が認められたという結果もあり、その有効性が証明されています。
筋肉量の維持
筋肉は30歳を過ぎると年に0.3〜0.8％減少すると言われています。
この加齢による減少を抑制する働きがコラーゲンペプチドにあることが最近わかりました。
運動をしない方がコラーゲンペプチドを1日5gを10週間摂取したところ、0.5％筋肉量が増加しました。
その後摂取を中止すると8週間後には元に戻りました。
菌が細胞の分化を促進し、かつ筋管細胞を肥大させて筋肉の元になるたんぱく質の発現を促進させる働きがあることが確認されています。
よって筋肉をつける際も、筋肉を落とさないようにする際もコラーゲンが重要であることがわかります。
血管の若返り効果
コラーゲンは血管を作る主成分の一つでもあるので、コラーゲンペプチドの摂取により細胞がコラーゲンを作り出す力が高まり、しなやかな血管を取り戻すことができることがわかりました。
1日2.5gのコラーゲンペプチドの摂取を3ヶ月続けた結果、血管年齢が5歳若返ったことから、動脈硬化改善作用があることが示されました。
情報の伝達
接する細胞に対して、増殖、分化シグナルを与える情報伝達の働きも担っていることがわかってきています。
以上のような多くの効果を持つコラーゲンは万人が積極的に取るべき栄養素であることがわかります。
食品からの摂取は少し難しい為サプリメントからの摂取をオススメしています。
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