基礎代謝を決める要因

 

基礎代謝量は様々な要因によって変化します。
一覧をご覧ください。

それぞれについて解説していきます。

 

体表面積

体表面積に比例。体が大きい人の方が基礎代謝が高い。
太っている人の方が痩せやすいのはこの為。

 

年齢

体重当たりの基礎代謝は年齢とともに低下。
昔は簡単に痩せたのに…と感じる方は多いですね。

 

性別

女性より男性の方が高い。
旦那さんと同じだけの食事を奥さんがしてしまうと、旦那さんが太らなくても奥さんは太ってしまいます。

 

体格

筋肉質の人は脂肪質の人に比べて高い。
筋肉は脂肪よりもエネルギー消費量が高い為、筋肉質の人の方が基礎代謝が高い。
過度なダイエットで代謝が下がりリバウンドしてしまうのは、筋肉量の低下が大きな原因の一つ。

 

体温

体温が1℃上がると、代謝量が約13%増加する。
例えば1200kcalの方の13%UPは1356kcal(156kcal UP)
これは同じ食事をしたとしても、1年で7.8KG痩せるという計算になります。

運動不足や食事の偏りにより体温の低下を起こしてしまっている方は、基礎体温の上昇を一つの目標にすると良いです。

さらに低体温はがんの発生リスクを高めます。
ダイエットのためにも、健康的に生きていくためにも、体温管理をしていきましょう。

 

ホルモン

甲状腺ホルモン・副腎皮質ホルモンの分泌量が多いと高い。
特に副腎皮質ホルモンは、副腎疲労と大きな関係があります。

体に負担をかける肉食中心の食事や、日常のストレスを多く受け、副腎疲労を起こしてしまうと、代謝が下がるどころか、活動量も減ってしまうため、どんどん太ります。
その結果自分に自信がなくなりさらに生活が悪くなるという負のループに陥ってしまいます。

ストレス解消はダイエットにおいて最も大切です。

 

季節

夏低く、冬高い。
夏の方が痩せやすいように感じますが、実は冬の方が代謝は高いです。
基礎代謝の中で大きく影響してくるのは体温の維持です。
冬は体温が高い状態を維持するためにエネルギーを多く使います。

よって同じ行動をしていれば冬の方が痩せやすいのですが

  • 厚着の為体型が分かりにくく油断しやすい
  • 年末年始などのイベントが多い
  • 寒いから外に出たくない

などの理由により冬に太る人が多いです。

活力や体温を上げる食事で活動量をあげ、冬も気を抜かないことで、周りが太っていく中、あなたはダイエットを成功させましょう!

 

栄養状態

低栄養状態ではエネルギー消費を抑える適応現象が起こる為、低くなる。

食事制限だけで痩せようとする人は、最初のうちはどんどん痩せるかもしれないが、この適応現象が起き、どんどん痩せなくなります。
するとさらに食事量を減らさなければいけなくなり、さらに低栄養状態になってしまいます。

ダイエットのコツはいかに食事量を落とさずに痩せていくかです。
運動と、栄養バランスを意識した食事で健康的に痩せていきましょう。

 

妊娠

妊娠時は高い。
妊娠中にダイエットをすることはとても危険です。
食事量を増やしても太りませんので、子どものためにしっかり食事を取ります。

ただしこのタイミングで依存性のある甘いものや揚げ物、肉などの腸内環境を悪くする食事を増やしてしまうと、出産後にその食事を抜け出せなくなりどんどん太ってしまいます。

食事内容を気をつけながら量を増やしましょう!

 

身体活動レベル

身体活動量の多い人は高い。
日常的に運動をしている人は基礎代謝も高くなります。

身体活動レベルは筋トレやランニングに限りません。
階段を使ったり、積極的に掃除をしたりなど、日常の行動も積極的に行なっていきましょう。

 

 

以上のように様々な要因によって基礎代謝は変化していきます。

代謝をできるだけ上げながら、もしくは落とさないようにしながらダイエットをして、リバウンドしない身体を作りましょう!

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