呼吸の機能
呼吸の役割は酸素を取り入れるだけではありません。
実は他にもとても重要な役割を持っているのです。
呼吸器の主な機能は3つです。
- 呼吸機能
- 防御・免疫作用
- 代謝作用
それぞれ説明していきます。
呼吸機能
最も重要な能力は酸素と二酸化炭素の交換です。
体内の二酸化炭素と、空気の酸素を交換し、全身に行き渡らせます。
呼吸機能をうまく行えないと、体内の酸素分圧が下がり、集中力の低下などを引き起こしてしまいます。
姿勢不良や、柔軟性低下、ストレスの蓄積などで呼吸は浅くなりますが、現在最も注意すべきはマスクの着用です。
飛沫を防いだりするために、人が多い場所ではつける必要がありますが、その他外せるところではできるだけ外しておきましょう。
マスク着用はメリットだけではなく、デメリットも多く存在するということです。
マスクについては別の記事で説明していきます。
防御・免疫作用
肺には1日に1万ℓもの空気が出入りしています。空気中には様々な細菌やウイルスが飛んでいるにもかかわらず滅多に病気にならないのはなぜでしょうか?
それは強い防御機能が備わっているからです。
鼻から吸い込んで肺に到達するまでのあらゆる場所には細菌類が常在しており、外界から入ってきた有害なものを浄化しています。
つまり、病気にならないためには、この浄化作用をいかに強められるかが大切ということです。
「病気になりたくない」
「コロナが怖い」
と思うなら、以下の行動をやめましょう。
以下、防御・免疫機能を行っている細菌を殺し、粘膜を傷つけてしまう行動です。
アルコール・炭酸・熱いものの摂取
→喉頭や食道の粘膜を傷つけます
タバコ
→気管など、空気の通り道全てを傷つけます
代謝作用
様々な物質の酸性や代謝に関わっています。
特に免疫機能に大きな関わりがあるプロスタグランジンの産生や代謝にも関わっており、重要性は高いです。
さらに酸素はエネルギーを作り出す上でとても重要です。
呼吸をうまく行うことで、脂肪も燃えやすくなるということです。
以上のように、呼吸は様々な場面で機能しています。
呼吸が浅かったり、うまく行えていないと
集中力が落ちて免疫も下がって病気になりやすくなり、代謝も落ちるということです。
いかに呼吸が大切かわかっていただけたでしょうか?