顎関節症の予防・解消法
まず前提として、何か異変を感じた場合は病院にて見てもらいましょう。
例えば口を開けにくいという症状がある場合は、腫瘍ができてしまっていたりなど、セルフでは改善できない場合もございます。
しっかり診断を受け、問題がないというのを確認してから治療・予防に専念しましょう。
原因としては大きく分けて2種類に分けられます。
- 解剖学的要因
- 精神的要因
まずは解剖学的要因です。
この場合は主に咀嚼などに関わる筋肉のコンディション不良により、顎関節の動作不良を起こしている場合がほとんどですので、
マッサージや習慣の改善が有効です。
まず習慣としては、頬杖をつく人は危険です。
本来かかるべきではない方向に圧がかかるため、顎関節のズレを生じやすくなります。
クセとしてついてしまっている方は意識的に直しましょう。
続いてほぐすべき場所を紹介していきます。
顎関節症の原因としてあげられる筋肉はこちらです。
- 側頭筋(咀嚼筋)
- 咬筋(咀嚼筋)
- 顎二腹筋
- 胸鎖乳突筋
他にも咀嚼筋として外側翼突筋、内側翼突筋が挙げられますが、口の中からの施術になるため、勉強後、記事として出します。
・側頭筋
耳の上の髪を掴み、上下左右に動かしたり回したりします。15秒程度行います。
・咬筋
咬筋の停止はエラの位置にあります。
エラの部分を優しく触り、円を描くようにマッサージします。
強く押しすぎないように気をつけながら時計回りと反時計回りで10秒程度ずつ行います。
・顎二腹筋・胸鎖乳突筋
顎二腹筋は前腹と後腹というものが二つあり、前腹は顎の裏、後腹は乳様突起と呼ばれる耳の後ろの部分についています。
特に後腹の部分が顎関節症との関わりが大きいため、そちらをほぐしていきます。
そしてそちらのマッサージは胸鎖乳突筋と重なる部分がありますので、そちらと合わせてご紹介します。
どちらも乳様突起に付着しているため、直接触っても良いですが、より簡単に気持ちよくマッサージする方法を紹介します。
耳を掴み、周囲の皮膚にも軽く触れながら上下、左右に動かしたり、回したりします。
15秒程度行いましょう。
これらのマッサージを毎日行いましょう。
少しずつ改善していきます。
精神的要因
マッサージを行ってもなかなか症状が改善せず、痛みも感じる場合、精神的な要因びよる場合があります。
過度なストレスや疲労感により、痛みの閾値が下がってしまっていたりしても症状は表れてしまいます。
腹式呼吸や睡眠の改善、運動や健康的な食事を心がけ、ストレスの解消も行っていきましょう!