ヘルペス
ヘルペスとは皮膚に小さな水膨れが集まって炎症を起こしている状態のことを言います。
ヘルペスウイルスに感染することで症状が起こります。
ヘルペスウイルスには代表的なものが二種類あります。
- 水痘・帯状疱疹ウイルス→水ぼうそう、帯状疱疹
- 単純ヘルペスウイルス→口唇ヘルペス、性器ヘルペス
上記のようにそれぞれ発症する症状が違う為注意しましょう。
一度感染すると、ウイルスを体内から完全に消滅させることはできないと言われています。
単純ヘルペスウイルスは潜伏感染として、脳神経の一つである三叉神経節にとどまっています。
そして疲労や風邪、ストレス、栄養状態などにより免疫力が落ちているときに、ウイルスが唇や口の周りに移動してくると、症状を発症します。
免疫を落とさないように健康的な生活や疲れやストレスを残さないようにするのはもちろんですが、ある栄養素に注目することが大切です。
それは
- アルギニン
- リジン(リシン)
という2つのアミノ酸です。
アルギニンにはヘルペスウイルスの活動を活発する働きがあり、リジンには働きを抑制する効果があります。
よってアルギニンを多く含む食品を控え、リジンを多く含む食品を多く取ると良いです。
ただし、アルギニンは成長ホルモンの分泌や免疫向上など良い効果がたくさんありますので、普段から控える必要はありませんし、むしろ普段は積極的に摂取したいアミノ酸です。
ヘルペスはほとんど免疫力が低下した際にのみ起こります。
さらに経験がある方はわかると思いますが、発症する前に
「もうすぐヘルペスが起こりそうだな…!」
という少しヒリヒリするような感覚がありますよね。
その際にアルギニンをカットする程度で良いでしょう。
アルギニンを多く含んでいる食品にはチョコレートやナッツ、カフェインなどがあります。
逆にリジンを多く含む食品としては果物類、アボカド、大豆類などがあります。
症状がひどい場合は病院で診てもらいましょう。