脂肪燃焼の大前提
脂肪燃焼は3つのステップで進んでいきます。
ただし、それは一つの前提の上に成り立って効率よく進んでいきます。
それは体内のエネルギーが少ない状態で行うということです。
体を動かす上で最も効率が良く使われやすいものは糖なので、糖が主なエネルギー源として使われている間は脂肪がエネルギーとして使われにくい状態です。
食事によってエネルギーの材料を取り込んである状態では、わざわざ、いざという時のために貯蔵している脂肪というエネルギーを使用する必要がなくなってしまうということです。
つまり、脂肪燃焼のみの観点からいうと、有酸素運動は空腹状態で行うのが良いということになります。
よって運動のタイミングとしては、
- 朝食を食べる前
- 夕方
あたりがオススメです。
ただし、注意点がいくつかあります。
まず、運動として筋トレを行う場合は空腹状態では行わないようにします。
- 低血糖状態になりやすい
- 通常より強い負荷がかけられず、効率が悪い
などの理由が挙げられます。
じゃあダイエットに筋トレは向いてないのではないかと思えますが、そうではありません。
筋トレには
- 筋肉の増強による代謝アップ
- スタイルや姿勢の改善
- 交感神経の強い興奮を起こす
などのダイエットにおいてとても効果的な働きがあります。
よって最も良いのは、筋トレを行い、その後に有酸素運動を組み合わせることです。
筋トレによってエネルギーの枯渇を起こすと同時に、交感神経の興奮によりアドレナリンやノルアドレナリンが多量に分泌されている状態のため、筋トレ後の有酸素運動により効率よく脂肪を燃焼することができます。
ただし、その分時間は長くなってしまい、集中力の低下や筋肉の分解が進みやすくなるため、運動中のBCAAの摂取はしておきましょう。
脂肪燃焼のために空腹時、エネルギー枯渇時の有酸素運動を行うことは有効ではありますが、空腹時の運動は脂肪と同時に筋肉の減少もとても起こしやすい状態です。
せっかく痩せてもリバウンドしやすい体になってしまうため、注意が必要です。
それでも空腹時の有酸素運動で脂肪燃焼をガッツリしていきたい場合は、
- 3ステップで紹介している栄養素の摂取
- BCAAの摂取による筋肉減少の抑制
を行い、できるだけ効率よく、リスクを減らして行うことをオススメします。