脂肪燃焼メカニズム2(運搬)

脂肪燃焼メカニズム(運搬)

 

ステップ1で、脂肪細胞から血中へ中性脂肪が流れ出す際、「遊離脂肪酸」という形に形を変えます。

この遊離脂肪酸が、燃焼する器官であるミトコンドリアへ運ばれる過程を「運搬」といいます。

この運搬の作用に大きく関わる栄養素が「カルニチン」というアミノ酸です。

 

脂肪細胞内の中性脂肪は「リパーゼ」によって、脂肪酸とグリセロールに分けられます。
その中の脂肪酸が、血中のアルブミンという血漿タンパクと結合して、遊離脂肪酸となり、血中を流れます。
ミトコンドリアに到着して、ミトコンドリア内に取り込まれる際に、カルニチンを必要とするのです。

 

カルニチンが不足している場合、ミトコンドリア付近に遊離脂肪酸が運ばれてきても、中に入れないのでエネルギーとして消費することができません。

 

カルニチンを摂取することは、脂肪燃焼の効果を高めるだけでなく、疲労回復やスタミナアップに効果的であると言えます!

カルニチンは体内で作られるアミノ酸ではありますが、20歳でピークを迎え、1日の産生量はわずかである為、食物からの摂取が必要です。

 

主に含まれている食品は羊肉や牛肉であり、卵、野菜、豆類にはほとんど含まれていません。
よって牛肉を食べましょう!

とはならないのが難しいところです。

 

カルニチンは最低でも200mg、理想は300mg程度摂取したいのですが、

300mg摂取するとして、

羊肉で約200g
牛肉では約400g

を毎日のように摂取しなければなりません。
当然カロリーオーバーになりやすいです。

 

脂肪を燃やすためのカルニチンを摂取するために肉をたくさん食べてカロリーオーバーで太ってしまっては元も子もありません。

 

よってカルニチンはサプリメントでの摂取が有効です。

カルニチンについては今後詳しく記事を書きますね。

カルニチンを摂取して、脂肪を燃焼してくれるミトコンドリアへの移動をスムーズにして、効率よく脂肪を燃やしましょう!

身体のあれこれの最新記事8件

>一生健康でいるためのコツを知る学校

一生健康でいるためのコツを知る学校

毎月10本以上の記事を更新され、毎月覗くだけでどんどん健康になれる場所を目指しています。 こんなことが知りたいなどありましたらご連絡ください。 順に作成していきます!

CTR IMG